「モンゴルからの人材を採用してみたいけれど、どんな特徴があるのかよくわからない」「受け入れる前にどんな点を確認しておくべきか知りたい」――そのようにお考えの採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
近年、特定技能制度(2019年に創設された、即戦力となる外国人材を受け入れるための在留資格)を活用したモンゴル人材の採用が増加しています。本記事では、モンゴル人材ならではの特徴や、採用・受け入れ時に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
モンゴル人材の基本的な国民性と特徴
モンゴルは中央アジアに位置する内陸国で、遊牧文化を背景とした独自の国民性を持っています。日本での就労者からも高く評価されることが多い特徴を、いくつかご紹介します。
粘り強さと体力の高さ
モンゴルは寒冷な気候と広大な草原が広がる環境で、古くから遊牧民として厳しい自然の中で生活してきた背景があります。その影響もあり、体力があり粘り強く働く人が多いと言われています。物流・建設・農業など、体力を要する業務との相性が良いとされており、現場での評価も高い傾向があります。
責任感と規律を守る姿勢
モンゴル人材は責任感が強く、与えられた仕事をきちんとやり遂げようとする姿勢が特徴的です。また、ルールや規律を守る傾向も強く、職場のルールへの順応が早いという声も採用企業からよく聞かれます。
日本文化への適応力
モンゴルでは仏教やシャーマニズムが信仰されており、宗教上の理由による食事制限などは比較的少ないとされています。また、勤勉さや礼儀を重んじる文化的背景もあり、日本の職場環境に馴染みやすいと言われています。
採用・受け入れ時に注意したいポイント
モンゴル人材の受け入れをスムーズに進めるために、事前に把握しておきたい注意点もあります。
日本語レベルには個人差がある
近年、日本語を学ぶモンゴル人が増えていますが、日本語のレベルには個人差があります。特定技能1号の取得には、日本語試験(国際交流基金日本語基礎テスト、またはN4相当以上)の合格が必要ですが、業務上のコミュニケーションには入社後もサポートが必要な場合があります。入社初期に日本語サポートの仕組みを設けておくと、定着率の向上につながります。
暑い環境への適応に時間がかかる場合がある
モンゴルは寒冷な気候の国であるため、日本の夏の高温多湿な環境に慣れるまで時間がかかる場合があります。特に屋外作業や高温環境での業務がある職場では、熱中症対策や体調管理のサポートを丁寧に行うことが大切です。
特定技能制度でのモンゴル人材受け入れの流れ
モンゴル人材を特定技能で受け入れる場合、以下のような流れになります。
まず、受け入れを希望する分野が特定技能の対象16分野(介護・建設・農業・飲食料品製造業など)に含まれているかを確認します。次に、対象の人材が所定の技能試験・日本語試験を合格していることが必要です。採用後は、受入企業が支援計画を策定するか、登録支援機関(外国人の生活・就労支援を行う機関)に支援業務を委託することが求められます。
なお、在留資格の申請書類の「作成」は行政書士または弁護士のみが行えます(2026年1月施行の行政書士法改正により明確化)。登録支援機関は書類の「取次(入管への提出)」はできますが、作成は担当できません。書類作成については行政書士へのご依頼をご検討ください。
モンゴル人材の採用が向いている職種・業種
これまで述べた特徴を踏まえると、モンゴル人材は次のような職種・業種と相性が良いとされています。
- 物流・倉庫作業(体力・持続力が求められる業務)
- 建設・土木(粘り強さと体力が活きる)
- 農業・漁業(屋外での体力仕事)
- 工業製品製造・飲食料品製造(規律やルールを守る姿勢が活きる)
一方、日本語でのコミュニケーションが多い業務や、高温環境が続く作業については、受け入れ体制を十分に整えたうえで検討することをおすすめします。
まとめ:モンゴル人材の特徴を活かした受け入れを
モンゴル人材は、体力・責任感・規律を守る姿勢など、日本の職場でも高く評価される特徴を持っています。一方で、日本語サポートや環境への適応支援など、受け入れ側が事前に準備しておくべき点もあります。
採用を成功させるためには、人材の特性を正しく理解したうえで、適切なサポート体制を整えることが重要です。特定技能制度の最新情報や受け入れ要件については、出入国在留管理庁の公式サイトもあわせてご確認ください。
特定技能の受け入れについてお悩みの方は、登録支援機関でもあるシャインアーチ株式会社にお気軽にご相談ください。

