特定技能ドライバーでベトナム人材を受け入れる際のポイント

「ドライバー不足が深刻で、外国人材の採用を検討しているが、何から始めればいいかわからない」とお悩みではないですか?

2024年問題(物流業界における時間外労働の上限規制)の施行により、トラック・タクシー・バス業界では人手不足がさらに深刻化しています。そこで注目されているのが、2024年に新設された特定技能「自動車運送業」分野を活用したベトナム人材の受け入れです。

この記事では、特定技能ドライバーとしてベトナム人材を受け入れる際の要件・注意点・定着のポイントをわかりやすく解説します。

目次

特定技能「自動車運送業」とは?

特定技能とは、2019年4月に創設された在留資格で、深刻な人手不足に対応するために即戦力となる外国人材を受け入れることを目的としています。特定技能1号は通算最長5年の就労が可能で、特定技能2号は更新制限がなく、事実上の長期就労が可能です。

自動車運送業分野は2024年に追加された新しい分野で、以下の3区分に分かれています。

  • トラック(貨物自動車運送):貨物の輸送、運行前後の点検、荷役業務など
  • タクシー:運行業務、乗客対応(接遇業務)
  • バス:運行業務、乗客対応(接遇業務)

5年間の受入見込数は24,500人と設定されており、業界全体の期待を反映した規模となっています。

ベトナム人材を選ぶ理由

特定技能の送り出し国の中でも、ベトナムは技能実習・特定技能ともに最大規模の実績を持つ国です。ドライバー分野においても、以下のような特徴があります。

日本語能力が高い

ベトナムは日本語学習者が非常に多く、特に技能実習から移行した人材は日本の職場環境にもすでに慣れているケースが多いです。タクシー・バス分野では日本語でのコミュニケーションが必須となるため、この点は大きなアドバンテージです。

勤勉で向上心が高い

ベトナム人材は一般的に勤勉で向上心が高く、新しいスキル習得にも積極的です。運転免許の切り替えや日本の交通ルール習得といった課題にも前向きに取り組む傾向があります。

製造・物流分野での実績が豊富

製造業・食品加工・農業などでの受け入れ実績が多く、日本の労働環境への適応力も実証されています。物流・輸送分野への親和性も高いと言えます。

受け入れに必要な要件

特定技能ドライバーを受け入れるにあたり、外国人材本人・受入企業それぞれに満たすべき要件があります。

外国人材本人の要件

区分によって必要な運転免許と日本語能力が異なります。

  • トラック:第一種運転免許が必要。日本語能力はJLPT(日本語能力試験)N4以上、またはJFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト)に合格していること
  • タクシー・バス:第二種運転免許が必要。日本語能力はJLPT N3以上が求められる

海外で取得した運転免許は日本の免許に切り替える手続きが必要な場合があります。切り替えには学科・技能試験が必要なケースもあるため、採用前に確認しておくことをおすすめします。

受入企業の要件

受入企業は分野ごとの基準を満たすほか、外国人材への支援計画を策定するか、登録支援機関(外国人の生活・就労支援を行う機関)に委託する必要があります。また、労働条件は日本人と同等以上であることが求められます。

定着のために押さえるべきポイント

せっかく採用したベトナム人材に長く活躍してもらうために、以下の点に注意しましょう。

日本の交通ルール・道路標識の研修

日本とベトナムでは交通ルールが異なる部分もあります。入社後に日本の道路標識・交通法規・運行管理のルールをしっかり研修することが安全運行の基本です。特にタクシー・バスでは接客対応の研修も欠かせません。

公正な待遇と評価制度

ベトナム人材は待遇改善への意識が高く、職場の評判は同国人コミュニティを通じて口コミで広がりやすい傾向があります。日本人と同等の公正な待遇・評価制度を整えることが、定着率の向上に直結します。

キャリアアップの見通しを示す

特定技能1号(最長5年)から特定技能2号(更新制限なし・家族帯同可)への移行を視野に入れ、長期的なキャリアパスを示すことで、長期就労への意欲を高めることができます。自動車運送業分野は特定技能2号の対象分野でもあるため、積極的に活用を検討してみてください。

生活支援体制の整備

来日直後は住居の確保や銀行口座の開設、公的手続きのサポートが必要です。登録支援機関に生活支援業務を委託することで、受入企業の負担を軽減しながら、外国人材の生活安定を支援できます。

まとめ

特定技能「自動車運送業」分野でのベトナム人材の受け入れは、深刻なドライバー不足の解決策として有効な選択肢の一つです。ただし、免許要件・日本語能力・支援体制など確認すべき事項は多岐にわたります。正確な情報をもとに準備を進めることが、採用成功と定着率向上への近道です。

詳細な要件や最新情報については、出入国在留管理庁や国土交通省の公式情報をあわせてご確認ください。

特定技能の受け入れについてお悩みの方は、登録支援機関でもあるシャインアーチ株式会社にお気軽にご相談ください。


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